社会問題とされていますが、なかなか浸透されていないフェアトレードについてまとめました。
普段の生活への取り入れ方などぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
フェアトレード認証ラベル
フェアトレードマーク認証ラベルがついた商品をみたことはありませんか。
よくついている代表的な商品は「チョコレート」や「コーヒー」です。
![](https://nanablog.site/wp-content/uploads/2023/05/Fairtrade-mark-1.jpg)
フェアトレード認証ラベル
フェアトレードとは
フェアトレードとは、生産者と販売業者が適正な価格で取引、契約することです。
例えばコーヒーの販売業者は、たくさんの消費者に選んでもらう為にできるだけコーヒー豆を安く収めようと考えます。
それが発展途上国で栽培しているコーヒー豆の生産者に低賃金で労働させることにつながってしまいます。
しかし私たちはコンビニで挽き立てのコーヒーをワンコインで飲むように低価格を選びますよね。
安いコーヒーが売れれば売れるほど、コーヒー豆の生産者はさらに栽培しなくてはいけなくなります。
そして低賃金のため子どもまで学校へ行かずに働きに出たり、危険な環境下で働くようになります。
さらに賃金の問題だけではありません。
生産者は人件費を抑える契約に応えるために効率的な作業を優先しなくてはいけない状況になります。
そのため、少なくすむはずだった農薬をたくさん使わなくてはいけなくなります。
アンフェアトレードは生産者だけではなく消費者のわたしたちの身体や地球環境にも悪影響を及ぼしているんです。
あなたが安い商品を買うことで気付かないうちに低賃金で働かせていたり、環境を汚している企業を応援しているかもしれません。
価格と農薬だけが問題ではない労働者の環境問題
2013年にバングラデシュでラナプラザという縫製工場が併設されたビルが倒壊し、死者1,100人、負傷者2,500人以上の大事故が起きました。
事故の原因は、違法建築によりビルの耐久性に問題が生じ亀裂の警告を放置したためです。
被害者は警告があったにもかかわらず低賃金かつ劣悪な環境下で働かされていた労働者ばかりでした。
現在この大規模な事故の翌年から毎年4月にイギリスが本部のとなり「ファッションレボリューションウィーク」というキャンペーンを開催していて、日本も1年目の開催から参加しています。
安い服だからといってたくさん買ってすぐ捨ててしまうことはいいことなのでしょうか?
最近多いファストファッション、厳しい劣悪な環境下でつくられているものかもしれません。
この記事にはプロモーションが含まれます。
↓フェアトレードファッションはこちら
買い物で企業を応援しよう
実際に購入してよかったおすすめ商品をご紹介します。
小川珈琲 有機×フェアトレード 生産者にも環境にも優しい最強コーヒー
フェアトレード商品ということだけではなく有機なので身体にも環境にやさしいコーヒーです。
「小川珈琲」は昔からフェアトレードに熱心に取り組んでいる企業です。
↓濃いめでしっかりした味
コーヒー産業を応援しよう 東ティモールのコーヒー
フェアトレードのコーヒーといえば東ティモールのコーヒー豆は外せません。
紛争により独立した人口120万人ほどの小さな国「東ティモール」
コーヒー産業が国の大部分を占めているのでぜひ買い物して応援していただきたいです。
コーヒーベルトに属しているので味も抜群。オーガニックで環境に優しいコーヒー豆栽培に取り組んでいます。
↓フェアトレードについて興味のある方にはおすすめ!
コーヒー豆の買い物で東ティモールを応援しよう
鉄板商品! ピープルツリーのチョコレート
フェアトレードを勉強したい方は絶対に食べないといけないフェアトレードチョコレートです。
フェアトレードを勉強中の方は知らない方はいない代表的なフェアトレード商品なのでぜひ食べてください。
スーパーのチョコレートは砂糖や植物性油脂、添加物などでつくられていますが、こちらはすべての原材料が有機のものでこだわってつくられいます。
保存料などが添加されていないことから春から夏にかけては溶けやすく毎年期間限定での販売です。
↓バレンタインに他の人と差をつけてプレゼントはいかがでしょうか?
フェアトレードを学びたい人におすすめの本
フェアトレードの本でおすすめの本をご紹介します。
おしゃれなエコが世界を救う
著者のサフィア・ミニーさんはフェアトレードブランドでは有名な「ピープルツリー」を立ち上げました。日本とアメリカに店舗があります。
食品だけではなく衣類や生活雑貨など幅広く販売しています。
生産地に出向き、価格だけではなくラナプラザ崩壊事故のようなことが起きないよう、安全な作業下での環境にやさしいものづくりに取り組んでいます。
フェアトレード@Life 藤原 千尋
エッセイに近いので軽い気持ちでスラスラ読むことができます。
日常生活で実践しやすいことも書かれていて難しいことを考えずに勉強したい方におすすめです。
チョコレートの真実 キャロル・オフ
チョコレートの原材料カカオを栽培している子どもたちはチョコレートを知らない?
児童労働をはじめ、大企業の労働搾取などの問題について書かれています。
買い物の選び方が変わるきっかけになる本です。
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